2006/09/06

灰溶融施設はいらない施設 (kaisetsu)

富士見町休戸に計画されている焼却灰を再び溶かす施設は、必要のない施設です。現在、富士見町、原村、茅野市のごみは、茅野市にある施設で焼却処理しています。この施設は、あと10年ほど使えます。老朽化が進み建て直しが必要になった場合は、ごみを高温で処理するガス化溶融炉を入れる計画です。

私たちが毎日出しているごみの処理は、現在ある施設で処理が可能ですから、ごみの減量化に取り組めば新たな施設はいりません。仮に、焼却灰の置き場がいっぱいになったとしても、次に計画しているガス化溶融施設が出来るまでの数年間、民間業者に灰の処理を委託することが可能です。まだ未熟な技術で、現在も多くの爆発事故が起こっているような施設を急いで建設する必要はありません。

2020年までにごみをゼロにしようと取り組んでいる徳島県の上勝町でも焼却灰の処理は民間に委託しています。灰溶融施設には22億円あまりの建設費が必要です。しかも、年間の維持管理費は3億円以上にもなります。安全性に疑問が残る危険な施設をわざわざ導入しなくてもごみ問題を解決させる方法はあるのです。

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