2006/07/10

6月28日説明会の議事録 その2 質疑応答 (setsumeikai)

出席者からの質問に答える矢崎組合長

質疑応答に入ります。
なお、敬称は省略しますので、ご了承ください。また、音声を起こしており、特に今回は会場がパノラマスキー場のレストランと言う事で響きがひどかったため、正確に聞き取れない箇所もあり、誤字脱字があるかも知れません。どうかその旨をもご了承ください。ミスを発見した場合、コメントやyoyuro@gmail.comへのメールで指摘してください。

今回のポイント:
1. 下流の北杜市大武川区から、やはり心配の声:「施設を造られる場所、フォッサマグナの上にあって地質が大変脆弱であるということ。。。300ミリだとか400ミリのような降水量があった場合に、この施設が建設される地域では洗掘の危険性も。。。」
2.ランニングコスト削減の危険性も:「安全対策に対しては、そういった人件費を節減するような、そういったことの無い人事管理。。。をやはり十分お考えいただきたい」
3.またも基準値主義:視察で見た別の工場に比べて「今回の施設の大気汚染の基準値ですけれども、それが甘いように感じたわけです」に対して、「十分環境基準をクリアできるものというふうに考えております」と、例によって「安全だ」と一点張り

宮坂事務局長――それでは一通り説明が終わりましたのでこれから質疑をお受けしたいと思います。
 なお、質疑応答につきましては、前回同様組合長であります矢崎茅野市長が進行していきますのでよろしくお願いをいたしたいと思います。
 また、質疑をされる方は挙手の上、市町村名とご氏名を述べてからお願いをしたいと思います。よろしくどうぞお願いをいたします。

矢崎組合長――それでは私のほうで進めさせていただきますが、ちょっと進行上参考のために、前回出席されなくて今回だけ出席なさっている方がどれくらいいらっしゃるかちょっと挙手をしていただけますか?
 はい、そうするとは半々くらいですかね、前回も今回もお出でいただいた方はちょっと手を挙げていただけますかね、解りました、6:4くらいで前回からの方が多いような気がしますので、新しい方々も出来るだけご意見を聞くようにしますので、その点をご理解いただきたい、そのように思います。
 それでは恐れ入りますが、私ども説明をさせていただいたことへのご意見でもかまいませんし、また新たなご意見でもかまいませんが、本当のところは前回ご説明させていただいたところはほかの方は前回聞いたということになるので、その点気になるところでありますが、せっかくお集まりいただきましたので前回と関係なくご質問がありましたら挙手を持ってご意見をいただきたいと思います。どうぞ。
大武川:男性――前回ゴミ処理の問題につきましてですね、大変有意義な話、実践例をお聞きしたわけですけれども、その時もありましたがこういった施設に先立つ優先するものとして、ゴミ処理はまず第一に考えるべきだと、その点については私も同感ですけれども、いくらゴミ処理を、減量化を進めていったとしてもやはり限度といいますか、限界があろうかと思います。そういった点ではこの公有施設につきましては必要悪といいますかやむを得ないものでもあるというふうに考えてます。しかし減量化をこれからも当然進めなければならないわけですが、それを有効にしていくためには生産者と販売者と消費者が一体となって連携をしてですね、進めなければならない。それについて市長の絶えざるリーダーシップといいますか、それと行政当局の努力だとか熱意は不可欠であろうかと思います。さらに、分別処理が進んでいる集落だとか地域に対してはそれ相応の褒章といいますと語弊がありますけれども、例えば見返りのようなことが出来ないものかどうかということ。
次に私の質問したい事を3つほど申し上げたいと思いますが、先ほど所長さんからご説明をいただきました、前のときにもこの件についてご質問ございましたけれども、施設を造られる場所、フォッサマグナの上にあって地質が大変脆弱であるということから、その施設の耐震強度といいますか、耐震性が大変問題になる。先ほどマグニチュード7台までは大丈夫だというお話ございましたけれども、ぜひその点につきましてはですね、構造設計の上で安全第一で、投資額が多くなったとしてもそれは是非やっていただきたい。
さらにこの点につきましてはお話ございませんでしたけれども、集中豪雨といいますか短時間に集中的な降水量、300ミリだとか400ミリのような降水量があった場合に、この施設が建設される地域では洗掘の危険性、これも前も出ましたがそういう可能性もあろうかと思います。したがってそれに対する対策、安全対策ですけれどもそれをどういうふうにお考えになっていらっしゃるか。
それから次に公害といいますか大気汚染だとか水質汚濁だとかそういった問題はですね、長い時間の経過の中で発生する状況が今までの公害の歴史が教えているところでありまして、そういう点でですね、長いスパンで被害が起こらないような安全対策といいますか危機管理システムといいますか、安全管理についてですね、どのようにお考えになっていらっしゃるか、先ほどの説明の中にもありましたけれども、沼津の施設の中では人事配置といいますか、人員を減らさない、そういう点についての十分なチェックといいますか、観測あるいは決算あるいは調査・分析などを進めていただきたいと思うわけですけれども、その点についてですね、どのようにお考えになっているかお聞きしたいと思います。こういった施設のランニングコストといいますか、そういうものを少なくしていくために一番手っ取り早いのが人件費の節減が考えられるわけですけれども、安全対策に対しては、そういった人件費を節減するような、そういったことの無い人事管理といいますか人事体制といいますか、そういうものをやはり十分お考えいただきたいと思います。
 それから、私ども素人でよく分かりませんけれども、公害対策の基準値につきましてはですね、心配ない基準値であるということをお話いただきましたけれども、長い時間の経過の中では煤煙をはじめとする大気汚染あるいは水質汚濁等の累積といいますかですね、それが進んでいくのではないかという懸念もあるわけです。そういった点をどういうふうにお考えになっていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
 それから3つ目に私ども大武川の地域というのはですね、この施設の下流域でありまして、空気の流れだとかあるいは水の利用、流れから言いますとですね、もし被害が起こった場合、被害が発生した場合にはもろに影響を受ける、最初に影響を受ける地域に当たるのではないかと思って、住民がその点に対する不安や危惧を持ってるわけです。その不安や危惧を否定するといいますか、そうしていくためには、別の言葉で言えば生態系だとかですね、生活環境を被害のないようにしていくためにはどうすればいいか、先ほどの事と関連しますけれども。それと、もし被害が発生した場合の保障措置といいますかですね、そういうものについてどのようにお考えいただいているか、それらの点に付きましてお伺いしたいと思います。以上です。
矢崎組合長――はい、ありがとうございます。ちょっと項目多いもんですからどこまで答えられますか、もし落としたところがあったら再質問を、出来ましたらほかの方の後にしていただきたいと思いますが、これ、事務局が全部答えますとけっこう時間がかかりますので、ご要望として承っていいような内容もあると思いますが事務局で答えられるところを答えていただけますか。

伊藤業務係長――長い年月で公害が蓄積されて環境・人体に影響があるのではということですね。例えば水俣病とか、そういう特定な、大多数の人々が一定の症状といいますか、特定されるような原因があればそれは施設の原因と解るわけなんですけども、現在私どもが造ろうとしている施設によって健康被害にあったという事実的な報告は無いです。ただ土壌中に降下大気によってダイオキシン等が蓄積されるのではないかという懸念があるわけですね。ですからまず最初にその状況を現況調査させていただいて、現在の土壌がどういった状態であるかということを把握しました。で、例えば施設が稼動した段階ですね、その後につきましてはモニタリング調査といいまして、定点観測を行ってその状況を長年観測することになってます。例えば現在で言いますと茅野市にあります焼却施設でありますけれども、あそこも観測点を設けまして、土壌中のダイオキシン等を毎年、変化があるかどうか、運転する前と運転した後と比較して多くなってるのかという調査をやっております。ですから事実的な特定な症状がないものですから、影響によって健康被害があるのではというところまではデータがございません。
矢崎組合長――ちょっとじゃぁ、私が答えた方がいいことだけ先に答えます。
 要するにランニングコストを抑えてそういうことが出来る人的配置を効率よくするという形で実際は少なくしてしまうという事によって事故が起きやすいという、これは当然あることですし、今回の事故の実証例でも、はっきりいってメンテナンスコストを抑えた結果からという、私ども報告させていただいた部分も考えられますので、それは組合長として安全に関することについて、ランニングコストの抑制をするということについては一切しないという方向で行きたいと、こういうふうに思っております。
 保障の問題は、これはいろんな公害保障をやっておりますが、最終的にはその因果関係が確定すれば、それは当然保障をするということになるかもしれません。それはそういうことになりますが、現実に私どもはこの施設で人体に被害を与えるというようなことは100%ないという確信を持ってますが、でもいろんなところがそう言って後になっていけなかったというところもあるわけですから、それは因果関係が特定されれば、当然諏訪南という形で何らかの保障をさせていただくということになるかと思います。
西澤所長――それでは事務局のほうでお答えできるものが残りましたので、私からお話をさせていただきます。降水量が多い場合の災害時に洗掘当の恐れがあるのでそれへの対処はどうなのかということでありますけれども、これから設計の内容等をつめる中でこういった洗掘の恐れ、十分これに対しては対応できるようにチェック等をして設計をしてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。

同質問者――すみません、ひとつですね、先ほど外しましたんですけども、●●工場の視察を私もさせていただきました。素人ですからメカニックな点につきましては十分な理解をすることが出来ませんでしたけれども、この工場の公害対策の基準値というのが南諏の基準値よりもはるかに厳しいわけです。それに比較しますと南諏のほうがちょっと甘いかなというような・・
矢崎組合長――ごめんなさい、南諏というのはどこの・・?
同質問者――今回の施設の大気汚染の基準値ですけれども、それが甘いように感じたわけですけれども、それが、前に説明された基準値で十分安全性が確保できるんだということでしょうか。あるいはこれに対する見直しというようなものはあるんでしょうか。その点だけお願いします。
矢崎組合長――事務局で。
西澤所長――説明をさせていただきました公害基準値で十分環境基準をクリアできるものというふうに考えております。そこは大丈夫だというふうに考えていただいてけっこうでございます。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

矢崎組合長は「この施設によって、人体に被害が出ることは100%ない」と言われましたが、果たして何を根拠に言われたのでしょうか?
 焼却施設から出るレベルのダイオキシンなどの有害物質の影響はすぐには出ず、何年も10何年も経って蓄積して出るものです。調査や研究で結果が出にくいものであり、自分が探した範囲では、「灰溶融炉で周辺住民の健康が大丈夫」などというデータはみつかりませんでした。「灰溶融炉から出る物質は危ない」というデータなら沢山みつかります。 こういった公害問題は、よほど被害が甚大にならなければ調査が入らず、住民は常に弱者であるから、データがなくて当たり前なのです。しかも、もし健康被害との因果関係が認められても、認定される患者は重症の人一握りであり、その何倍も認定されずに長年苦しみ続ける住民が生まれるのです。
 矢崎組合長さん、「私が100%保証する」とおっしゃっるなら、誓約書を書いてサインして下さい。そうでなければ、信用できません。

匿名 さんのコメント...

酸性雨による回答ネガティブでしたね
それはね 酸性雨相当のPHだとね
鉛がね溶出してくるデータがねよその県からね発表されてるからなんですね~
私は読んでますけどね
Googleでよく検索調査してみて頂戴!

それにしても 康男ちゃん残念でしたね
茅野市長おめでとうございます
これで灰溶融炉建設に伴い 人体実験できるじゃありませんか!!

被験者の地元の皆様はせいぜい行政の言いなりになって汚染物質の犠牲になって下さいませ