今回のポイント:
1.生活環境調査になぜか登場しないすぐ近くの住民の声:「あそこへ造ってからボウフラなんか一匹もわいてきませんよ」
2.やはり:「建設よりもごみ減量に取り組むことが先ではないか」
富士見:男性――富士見町の横吹の**です。先ほどからこの問題に関して地元の説明会は済んでるというお話でしたけれども、一番の地元である横吹に一度もこんな話が来たことはありません。地元の説明会も何もありませんよ。どういうことですか?それをお答え願いたい。それから今まで使っていた焼却炉は完全に使われていないのか使っているのか、その点をお聞きをしたいと思います。それからいまひとつ、それができるまでは、私菊の栽培をしておりますので、一番の重労働である消毒の水の運搬が大変なものですから、小屋の屋根の雨水を取ってタンクに溜めておいてそれを使用しておったわけですけども、すぐボウフラがわいてどしようもなかった。ところがあそこへ造ってからボウフラなんか一匹もわいてきませんよ。一年中溜めといても全然ボウフラがわきませんよ。そういうことが人間様にも影響があるのか無いのか、それを十分調査できてるのかどうか、そこらへんからまずお聞きしたいと思います。(会場から拍手)
矢崎組合長――事務局の方で。いまの方の場所はわかりますか?
西澤所長――地元説明会で横吹のほうへ一度も着てないということでありますけれども、地元のいわゆる範囲というものでございますけれども、まず南諏衛生施設組合の旧焼却炉の跡地利用ということでありますので、休戸、●花輪が施設のある区ということで考えております。次に、その地元の区に隣接する区、いわゆるセンノウとか隣の山梨県の大武川区とか、隣接する区もまず想定いたしまして、生活環境影響調査を実施する範囲ということで考えてアセスをやっております。その結果、先ほどご説明しましたとおり生活環境に与える影響は無いということでありますので、地元説明会の範囲につきましてはただいま申し上げました地元の区、それと隣接する区ということで設定をさせていただいております。
同質問者――ボウフラはどうなった?
矢崎組合長――それはちょっと調べさせてもらわないと分からないよね…。その水は川の水?雨水ね、雨水ですね。ちょっとこれはすぐにはお答えできません。もし必要があればもうちょっと詳しく事情をお聞かせいただいてお答えしたいと思います。あの変な話ですが、世の中の大気そのものが変わっている、●●が原因か、(会場から失笑、「ふざけるな」の声)
いえ、ふざけてません、ふざけてません。ただいろんなものが大気中の中に、この集落の中に入ってきてるわけですから、(「それもひとつの原因だろう」)それは分かりません、(「そのための生活環境調査じゃないんですか?」)もちろんそうです。でもそこまでのご指摘についてはちょっとお答えできませんので、また必要があればお伺いさせていただいて答えさせていただきます。(事務方に)富士見の焼却炉は何年前から使っていませんか?一緒に共同処理を始めてから使っておりませんから、平成11年から使っていません。
同質問者――本当に使っていないかい?副組合長さん本当に?これは重大問題な事項(事故?)があるだ。だから俺は念を押して聞いてるおるんだ。本当に使っていない?たまには使うら?
矢崎組合長――それは使っていないはずですが。
事務:伊藤――南諏の焼却施設につきましては平成11年に3月に釜は消してます。これはダイオキシン特別措置法によって基準が守れなくなったということなので、それ以後は炊いてません。現在は取り壊してもうございません。
会場――取り壊し方に問題があったんじゃないですか?
矢崎組合長――いや、ちゃんとルールにのっとって取り壊してるはずですが。使ってないことは間違いありません、それを使ったら大変なことになりますので。だってゴミは全部私ども茅野市のほうへ来てるんですから、11年間。それは間違いございません。
原村:男性――自主基準の件ですが、国の基準よりはなにがしか厳しい基準であるとおっしゃってましたが、これはあくまでも濃度の基準ですよね。そうすれば早い話が2倍に薄めれば半分になるわけですよね。われわれが知りたいのは濃度の基準ももちろんなんですけれど、総量をどれくらい出すのか、つまりそれは予想される稼働時間を掛ければいいわけですから、ですから総量を示していただきたい。
(会場から{聞こえません」の声)
もう一度同じ質問をします。先ほど示していただいた公害防止の自主基準というのは濃度規制なんですよね。ですから空気を2倍にして2倍に薄めれば、その値は半分に簡単に落ちてしまいますから、濃度を規制しただけでは実は意味が無い。この施設を造るときに、いわゆるダイオキシンだけではなくてほかの物質も含め、総量をここに抑えようという目標を、もしお持ちでしたらお示しいただきたい。
事務:伊藤――総量規制に関わっておるのは硫黄酸化物、これが排ガス量については、当然施設の設置、今までの検討委員会の中で変更する基準として排ガス量についてもなるべく少ない施設ということで大きなものを大量に出すような***(聞き取れず)キューポラのようなのタイプですね、そういうものは選んでおりません。………時間当たり13000ノルマル立米以下という基準にしております。
同質問者――それに稼働時間を掛ければ総量は出るであろうということですか?
事務:伊藤――そうですね、稼働時間は方式によって24時間連続で運転するタイプと、たとえば深夜電力を使って夜間のみのなるべくエネルギーの安い時間に運転するタイプとありまして、それはまだどちらかということは決まっておりません。
原村:男性――Q2にあるように、建設よりもごみ減量に取り組むことが先ではないか、これにアンサーがあるんですが、今回はまず第一に、いつものことですが、行政側の説明会ということですね。それでほかの住民の方の、ゴミ問題を考える会などの資料もいただいてますが、本来ならばそれも併せて全員に配って説明をして、つまり一方的なQ&Aというのは、今までの約1時間は行政側の説明だったわけですよね。これに対してやはり住民の方がどのように考えているのか、住民の側の観点というか、住民のための今回は説明会だと思うので、その辺がいつも手落ちが多いのではないか。(住民による資料を参照して)「ゴミを減らすために一番大切なことは何か、それは住民と行政が協力して一緒に取り組むことだと思います。そのためには計画作りの段階からすべての情報を共有し、ともに知恵を出し合うことが大切です」それで先ほどのQ&A にもどりますが、「平成22年度までに20%のごみ減量を目標として取り組んでいますが」難しいでしょう、ということですね。この住民側の資料によると建設にかかる23億円という予算、これが増えるのか減るのかわからないのですが、そういう費用を出して危険性その他を含め、維持費が年間3億円、住民負担が大きくなるわけです。それを全部説明した上でそれでもゴミを減らせないのかどうなのかを住民に説明をして、住民が「それでも無理です」となって、それでは施設を考えましょうというのがまず先ではないでしょうか。今までの統計や人口の増加などで試算したものから、まず原案ありきで行政から説明があり、分からないうちに、これによると平成18年度のうちに始めなければ困るということですね。どこに建設予定地を決めるかであるとかそういうことの前にですね、いかにゴミを減らし、無駄のないきれいな環境を残すのかを考えてから、これがいわゆる最終のような形になって欲しいのです。今回の場合は、この説明会が最終のものとなって平成18年度中に予算を執行して、平成20年度には完成というスタイルがすでに出来上がっていて、これが遅れると予算が採れないというほうが先に来ている。まずは住民と協力し今あるもので改善をし、未知の危険の残るものは極力避ける。こういう話を聞けば各家庭のゴミもまだまだ減らせると思います。20%減量はおろか、それを超えることも可能だとおもいます。(会場から拍手)
矢崎組合長――御意見はそのとおりだと思いますが、3市町村がゴミの減量化をしてこなかったかというとそれはちょっと違うと思うんですね。原村さんが今どういう状況にあるか私は知りませんが茅野市で言いますと平成10年に9種類16分別の分別収集、全国で一番厳しいといわれたゴミ分別収集を、平成10年から始めてきています。それから現在に至ってきているわけですが。その中でいくつかの問題がありますが、ひとつはプラスチックその他プラをどうするかという問題があります。手元の資料ですとプラスチック類で受け入れ重量比でいきますと14.3%、塵芥類生ゴミ45%です。この2つをどうするかということを、少なくとも私たちはこの2年くらいずっと検討してきました。プラスチックを分別するのはそんなに無理でなくて分別していただけると思いますが、分別したプラスチックがでは現状どうなっているかというと、これはリサイクルの道がまだきちんとついていないんですね。埋めるか燃やすかということですから。2年位前に松本市でもそういう問題ありましたし今度も東京都でもそうですが、プラスチック類を分別した場合も結局は自分のところの焼却炉で燃やさざるを得ない、そのほうが埋めるよりいいのではないかという考え方がプラスチックの場合あります。
このプラスチックの問題も、3市町村で市民の方たちと一緒に現状検討委員会を立ち上げていただくことになりましたので、ご一緒に考えていただきたいと思いますが、もうひとつは生ゴミの堆肥化については、ずっと2年間くらい検討してきています。テスト的にはいろんな、公共施設は茅野市は生ゴミは全部リサイクルに回して堆肥にして学校やいろんなところで使っているわけでありますから、すくなくともそれぞれの市町村が減量化については、おっしゃることをきちんとやってきたかというと、もしかしたらもうちょっとというご指摘もあるかもしれませんが、ご理解をいただく中で分別はしてきたと考えています。ただ、ここで3市町村が足並みをそろえてもう一度この問題に取り組んでいかなければいけないという問題意識は持っていますのでその点はご理解いただきたいと思いますが。もうひとつこのQ&Aは課長の説明がちょっとまずかったわけで、質問を想定してというのではありません。これは、今までにいろんな質問が出てきたものをQにして、それについてのお答えをさせていただいているわけですので、もし違ったご質問があればご質問いただければそれについてきちんとお答えをしたいと思います。
1 件のコメント:
生活環境調査は、聞き取り調査も必要だと思いました。調査費用はどの位かけたのだろうか?
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