今回のポイント:
1. 長野県の数字は間違っていると矢崎組合長:「民間が回収したリサイクルのものは民間事業者が自分の力でリサイクルの道に回していますから、その数字は県のカウントには入っていません」
2. 猛禽類営巣調査の範囲でしどろもどろ:所長:「営巣1キロくらいだという…」 会場:「くらいじゃだめだよ」 矢崎組合長:「そのさぁ、本当に分からないことを適当に言わないで。。。」
3. うん?なるたけの説明責任を果たすと約束した矢崎組合長のはずだが、会場:「次の説明会はないんですか?」 矢崎組合長:「今のところ予定してません」
矢崎和広組合長 (茅野市の市長)
原村:女性――Q1で2つの最終処分場が満杯になるということですが、全体の76%が茅野の灰ですよね。その灰を南諏の処分場へ運んでいるとおっしゃってましたよね、朝晩。ということは茅野の灰も南諏の処分場へ運んでいるということなんですか? それは灰溶融炉を見込んで運んでいるのでしょうか? それとも笹原のほうがもう満杯だからなのか。
それでちょっと考えると、茅野は76%で南諏は24%ですよね。茅野の受け入れをしなかったら、あと10年はもつんじゃないかとふと思ったんですよ。どうなんでしょうか。
矢崎組合長――ちょっとご質問が分かりにくいんですが、原村・富士見さんのゴミは全部茅野市に来てるわけですからね。全部茅野市で焼却してるということだけはきちんとしていただかないと、茅野市の不始末を富士見でやってるととられると…
同質問者――つまり焼却灰というのは南諏で24%出したものを持ち帰るという…
矢崎組合長――あの、ではその前にですね、南諏衛生施設組合がなんで焼却炉を造らなかったかというところまでいかないとご理解いただけません。
茅野市が100トン炉を出したときには、茅野市は単独で処理するつもりで造りました。しかし原村・富士見さんがちょっと後で建て替えがくる、もしかすると原村・富士見さんのゴミも茅野市が共同処理しなければいけないかなぁということで、私ども当時の見込みで70トンか80トンだったんですね。しかしちょっと余分を見て100トン炉にしました。原村・富士見さんがちょっとそのすぐ後ですが南諏衛生施設組合で焼却炉を造るという話があったときに、そのときに100トン炉以上じゃなければ補助金がつかない。日本中そうですが煙突の数がこのくらい多い国はなかったわけですから、煙突の数を少なくすることによって、もうちょっと環境をよくしようということで、100トン炉でないと基本的に補助金がつかないということがあった。
もうひとつ原村・富士見さんが一緒に造るとはるかに高いコストになってしまうという中で、当時の両首長さんも、私だけは生き証人で残っていますので、一緒に3人で話をする中で、原村・富士見さんが、できたら茅野市で共同処理をしてくれないかという中で、私たちは茅野・原村・富士見に対しては一緒にいこうという気持ちでおりましたから、キャパも空いていましたので、共同処理をしましょうということで、応分の負担をしていただいたという経過があります。
そういう中で、笹原のゴミ処分場は、原村・富士見さんのゴミもあっていっぱいになってきたわけでありまして、富士見さんの処分場が空いているので3年くらい持つかなぁという中で、それがいっぱいになるまでには溶融化施設を造りたいという経過でありますので、その点はご理解をいただきたいと思います。
同質問者――すみません、勘違いしてました。私はゴミの量に応じて共同で富士見・原で出したゴミに対しては応分に最終処分場へ灰を持ち帰るものだと思っていました。
矢崎組合長――それでは原村さんの出したゴミはどこへ行くわけですか。原村さんのゴミは富士見へ行ってかまわないわけですか。原村さんのゴミは原村さんに戻していいわけですか?
同質問者――それは南諏と決まりがありますよね。
矢崎組合長――そんなことはありません。それは南諏衛生施設組合で焼却炉を共同運営したときの話ですから。
…ちょっと今回原村さんの方々だいぶ反対のご意見が多いんで、きちんと一つ一つさせていただかないといけない。
同質問者――それは、私の勘違いで申し訳ありませんでした。
それで、では、先ほどリサイクル率のことを先陣を切って始めたとおっしゃってましたが、現在は長野県でビリから2番目と伺っているのですが、どうして先陣を切っているのに低迷をしてるのでしょうか?
矢崎組合長――それもデータに間違いがあります。県にも訊いていただければ分かりますが、私はそのデータを見て大憤慨をして県に問いただしました。
あの県に出てくるのは、公共施設、茅野・原村・富士見でいえば諏訪南清掃センターで扱っているリサイクルの資源物だけがカウントされていますから、民間事業者がやっているものは、茅野の場合はカウントされていません。例えば塩尻の場合は、燃えるゴミもリサイクルのゴミも全部塩尻の公設のところに来て処理されてくれば、リサイクルは自然に上がってくるわけですから。
要するに燃やすゴミだけが全部諏訪南清掃センターに、米沢に来て、民間が回収したリサイクルのものは民間事業者が自分の力でリサイクルの道に回していますから、その数字は県のカウントには入っていません。県のカウントに入っているのは市町村で、もしくは一部事務組合で運営している清掃センターで処理している燃やすごみリサイクルということですから、茅野の場合には民間のリサイクルは基本的には一切入っていません。全部、業者がたくさんありますから、もっと率のいいところへリサイクルの道を流していますので、県に問いただしていただければ結構ですが、この資料をそのまま見ていただくと大変大きな間違いをしますので、その辺をご理解いただきたく存じます。
例えば環境が進んでる飯田も本当の飯田市では●●が少ないんですが、別なところの、第3セクターでやってるのかな? 民間の業者の力の多いところのリサイクルは民間が処理しちゃいますから、集めたゴミは。ですから私どもの処理場に回ってきませんので、燃えるゴミだけが来て、お金になるものは私どもに入りませんから、数字が低くなってきます。
もうひとつは統計的に観光地と農村地帯はリサイクル率が悪いんです。基本的には。例えば旅館なんかもですね、自動販売機で缶やビンがバンバン出ます。そんなもの私どものところへは来ませんから。ご自分でご自分の業者に高く引き取ってもらいますから。しかし、生ゴミだけは私どものところへ来ますから。
正しい数字は県もつかめない。茅野市の民間のリサイクル率はつかめませんから正しい数字は出ません。正しい数字ではないのに県下17市か18市の中で一番低いところに茅野市はあるわけですから、文句は言ってあります。誤解されるような資料は出すべきではないといってありますので、もしあれでしたら県に言ってください。私どもから強硬にクレームはつけてあります。
同質問者――もうひとつだけ申し上げたいんですけど,生活環境影響調査にたしか4000万円近く使っていますよね。先ほど横吹の方が焼却炉をまだ使っているのではないかといったときに、私は、停めてもなお影響があるのではないかと、土壌に含まれたり空中に出てきてるのではないかとすごく感じました。
それでQ4に、アセスメントの調査した結果、環境に影響がないと書いてあるんですが、例えばですね、猛禽類について現状を把握してるとおっしゃってるんですけどその内容をお聞かせ頂けますか。というのはこの間そばを通ったときにノスリがいました。その巣などはいくつぐらいあるのでしょうか。猛禽類は卵から孵っても化学物質などの影響で雛が育たないんです。ですからそのことも4000万も使ってちゃんと調べてるのかが疑問ですのでお知らせください。
西澤所長――それではお答えいたします。(焼却炉を)停めても影響があるのではないかということと、猛禽類についてどういった調査をしたかということですが、すみません、私の説明ちょっと言葉足らずだったと思いますけれども、土壌の汚染状況の調査だとかすべての項目でもって現状の把握をしております。そういった調査を全部やっております。
猛禽類につきましては営巣地が近くにあるかという観点で調査を行っておりますけれども、この近くにおきましては営巣の状況はないということであります。
同質問者――すみません、何キロメートルの範囲ですか?
西澤所長――……営巣1キロくらいだという…
会場――くらいじゃだめだよ。
矢崎組合長――そのさぁ、本当に分からないことを適当に言わないで、後から住所を聞いといてお返ししないと、言ったことが残るよ。
西澤所長――そうですね、すみません、正確なところは今お答えできなくて申し訳ないんですけれども、お調べをいたしましてまた後日、ご連絡のほうをさせて頂きたいと思います。
矢崎組合長――お帰りに、すいませんが住所とお名前だけ書いていってくださいませんか。それと質問要綱、お願いいたします。
会場――ほかに知りたい人がいる場合はどうすればいいですか? 僕とかも知りたいんですけど。
会場――私も知りたいです。
会場――はい。
矢崎組合長――どうぞ。後ろのかた。
富士見:男性――富士見の**といいます。
矢崎組合長――あの、関連質問でいいですね?
同質問者――いえ。私は賛成の方でもって意見を申し上げたいと思います。
矢崎組合長――それじゃ、今のかたがたは原村のかたがたですね?
会場――いえ違います。
矢崎組合長――違います?
同質問者――いや、その、原村とかそういうことはいいから、新しい質問を聞いてください。
矢崎組合長――でもねぇ、今の質問にも一応こたえる責任が私にもありますので。それじゃぁ、お知りになりたい方は質問項目を入れて、最後に受付のほうに出してもらえませんか?それか、原村・富士見で分かるようにしておけばいいですか?
会場――公共の場でやられてることなんで、個人でなく公共の場で答えていただかないと
矢崎組合長――どういう形で答えればいいでしょう?
会場――それは行政側が次の説明会で。だって、茅野市含めて人口が何万人もいるのに。
矢崎組合長――それじゃぁ、判りました。あの、ちょっと検討させてください。ホームページでお答えするのが一番早いと思います。
会場――説明会は一回だけではないでしょう?
会場――次の説明会でやって頂ければいいと思うんですけど。
西澤所長――役場に相談してみますんで、役場のほうに行っていただければ…。
矢崎組合長――だって、役場へ行けといっても失礼な話じゃない。それはホームページでもってあれすれば…
会場――ホームページは見られない人もいますよ。
会場――インターネットないんですけど…
矢崎組合長――じゃぁ、それぞれの広報でもってお答えいたしましょうか?
会場――北杜市なんですけど…
矢崎組合長――北杜市のかたは(連絡先を)書いていってください。
会場――次の説明会はないんですか?
矢崎組合長――今のところ予定してません。(会場から「なぜ?」「ぜひやってください」の声)今日徹底的にやりますから…
会場――それが行政責任ですか? 100人ほどの会で。今日来れなかった友達もいるんです。
矢崎組合長――必要があればホームページで出します。
会場――いや、そういう問題じゃないじゃないですか。
矢崎組合長――次の方どうぞ。
会場――行政責任ですか、それが?
富士見:男性――すいません、質問をしますから。今日は富士見でここでもって質問をしてるので、茅野市の人は茅野市でもってこういう討論会をしたいんだったら、自分たちでもって茅野市の組合長さんにきちっと言って、そしてこういう場を作ってもらってください。私たちも行きますから。
矢崎組合長――茅野の方じゃないんですよ。
同質問者――いやぁ、茅野でも原村でも。今日は茅野市とか原村とか富士見じゃなくて南諏(諏訪南)行政という、衛生行政の中での公開質問をやってるんですから。
私は賛成の立場で質問をさせて頂くのですけれども、ここにもいろいろ書いてありますけれども、いずれにしても15年か20年しかもたない、さっきも質問ありましたけども、川が汚れてるとかそういうあれがありますよね。そういうのはどんな行政でも社会的な会社でもそうですけども、必ず貸し担保責任みたいなのがあるはずですから。それで本当にいま現実にそうだとしたら、例えばのはなし今からでも川はきれいにしなければいけない行政の責任があるわけですよね、これ。それからこういうものを造っていただく会社に対しても、きちっとそういう責任を果たして頂けるのかどうなのか。そういうことを一番聞きたがっているのが、われわれ町民だと思うんですよね。
そういう中で、いいとか悪いとかって言うことではなくて、ゴミの問題というのは本当に明日あさってどうなるのか分からないという、いずれにしても消えるものじゃないんですから、埋め立てていかなければ燃せば灰になる、灰になれば灰はどこかに捨てなければいけない、そういうものの中からどうやっていくか。
行政の方も本当に自分たちの持ってるものをざっくばらんに出してもらって、そしてわれわれもきちんと言って、そして会社のほうにもそれなりの責任を持っていただいて、例えば15年という期限でやるんだったら、15年間という償却するだけの時間を負うんだったら、その間はたとえいくらかでも行政と会社とで半々だとか2対8だとか7対3だとかそういうものをきちんと持っていただいて、そうしてやっていこうと。100%という機械というのはありえないと思うんですよね。どんなにいい機械でも。
どこかで誰かが、町民でも行政でも自分で持ってもらう。そういうものをみんなが持っていただいて、もっと有意義な話をしないと、いいとか悪いとか言ったって、だって明日からゴミはどこへ捨てるんです? 引き取っていただかなければ。それをお願いをすると同時に、造るにはきちんとした責任の所在をはっきりする。そういうものをここでもって行政の首長さんたちに、また南諏衛生センターの組合長さんにはっきりしたものを持っていただければ私は賛成です。以上です。
矢崎組合長――3人の市町村長そろっておりますが、世の中良くするために仕事をしているわけでありまして、そしてまた、あとの子孫のためになるべく負荷を与えないように、そういうつもりで一生懸命やってるつもりでありまして、逃げも隠れもいたしません。必要であれば私のところにお手紙をいただいても結構ですし、お寄りいただいても結構ですのでお答えをさせていただきます。ほかにご質問ありましたら。
原村:女性――先ほどから出ていますごみ減量化についてもう少し質問をさせていただきます。今の方がおっしゃったように、ゴミというものは大変私たちの生活の中でどうしても出てしまうものであるということも分かりますし、それが有害なものだから減らしていきたいという、それが一番の基本だと思うのですが、ちょっとお聞きしたことによると、松本市ではこの5年間で30%ほどの減量化に取り組んだということをお聞きしてますし、有名な上勝町などの取り組みでは、先ほど農村部では減量化は難しいとおっしゃいましたけれど、上勝町は農村部です。
そういったものについて、松本市についての現状と、そういった減量化、――平成13年から灰溶融炉を検討されたということなんですが、まったく住民どもにはゴミを減らすという政策が見えてこないのですが、その辺についてお聞きしたいと思います。
西澤所長――それでは私どもからお答えをさせていただきますけれども、組合長のほうで先ほど説明をいたしましたのは、例えば旅館に残ってる比率が、茅野市の場合には県内に3番目に多くなってます。ですからどうしてもリサイクル・資源化ということになればそういった事業所にお願いをしなければならないという形になろうかと思います。
それから松本市さん30%減ということでありますけど、すみません、ちょっと勉強不足で、はっきり私は認識はしてないんですけれども、いずれにしましても3市町村、これからごみ減量に積極的に取り組んでいきます。諏訪南の清掃センターが事務局ということでリーダーシップを執らせていただきますので、まぁ、これから情報もいろいろ出していきますので協力のほうをお願いしたいというように考えております。
矢崎組合長――ごめんなさいね、さっきの農村割合のことはちょっとはずしてくれませんか。観光地、旅館やホテルの多いところがリサイクル率が悪くなってる。それはさっき申し上げたとおり、旅館やホテルの場合に生ゴミは私どもの方へ出しますが、ビンや缶や、有価、要するに業者が引き取ってくれるものは、直接業者に引き取ってもらったほうが高く引き取ってくれるし片付けてくれるのでそちらに行くということで、実態のリサイクル率を申し上げているのではございません。先ほどお聞きした県の数字の中のリサイクル率は、民間がリサイクルした分は私どものほうではカウントができないので、大きなホテルがあってその生ゴミは清掃センターに来るけれども、業者が引き取ってくれるものは私どもには来ないから、分母が多くなるのでリサイクル率が下がるということです。
松本のリサイクル率についてはちょっと調べさせてください。もし必要があるならまたお答えしますが、いくつかのところでそういう実験をなさってる。(会場から「関連です」の声)どうぞ。
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