2006/08/16

ごみ減量化のカギは発生抑制 (kaisetsu)

我が「灰溶融炉を考える会」のメンバーである「のれさん」が、自分のHPでゴミの減量化について色々と参考になる記事を書いているので紹介します:
ゴミ減量化への取り組み提案
このメッセージが大事:
まず第一歩としては、“比較的”環境負荷の少ないリサイクル製品や、さらに “比較的”環境負荷の少ないリユーズ製品を利用する習慣を身につけ、さらにもう一歩進めて『ゴミを買わされている』という現実を認識し、それを『ゴミを売っている』側に突き返すような活動を試み、実行することが望まれる
しかし残念ながら、
「容器包装リサイクル法」では事業者負担を極端に軽くしており、それゆえに本法におけるEPRの実現度もわずかでしかない。その結果容器包装リサイクル法は、廃棄物の発生抑制や再利用の促進にはあまり役立たず、他方では大量廃棄にかえて、大量リサイクルをもたらしてきただけである。
上記のリンクは慶應義塾大学の経済学部の学生の卒論だが、その論文はドイツのDSD方式の導入を謳っている:
ドイツの制度の特徴は分別収集から再資源化まで事業者の責任で行われており、全ての静脈コストが事業者負担になっている点である。それが価格に転嫁されるため、生産・流通・消費の各段階で「発生抑制の動機付け」が働いている。
羨ましい限り。ドイツでは「経済活動の妨げになるから」と変な理屈を言わずに、業者に責任を負わせている。環境を無視した経済活動を法律で肯定する日本政府に見習って欲しい。収集を強いられている全国の地方自治体が、声を大にしてゴミの発生抑制を中央に迫ったら、無視できないはずだ。ごみ減量推進会議も、茅野市、富士見町、原村の理事者に意見書を環境省など関係官庁に提出するように働きかけるような活動も大事だと思う。

0 件のコメント: