アンケート結果に対象戸数と回収枚数が掲載されていませんが、なぜですか?前の記事から推測すると、約15%くらいの回収率ですか?これって統計学的に見て有意ではない・・・・
統計学は良くわかりませんが、この結果をもって「これが地元住民たちの考えです!」とは言えないでしょうね。思ったよりも回答が少ないとガッカリされている方もいましたし。ですけど、ここで統計学的に有意な結果が得られるようなら今とはまるで状況が違っていたでしょう。今回のアンケートとその結果で私が重要だと思ったのは、数字の部分ではなく、回答者一人ひとりの意見、“声”です。少数派だからとこれまで何度も迷惑施設を押し付けられてきた人たちが「もう黙ってるだけはやめるぞ」というような意思が伝わってきました。今回アンケートに回答されなかった方の中にもそう考えている人たちは少なくないでしょう。案外、数ヵ月後に改めてアンケートを取ってみたら、統計学的に見て有意な結果が得られるかもしれませんね。
匿名さん(1): 回収枚数をうっかり載せ忘れました。失礼しました。ご指摘の通り、回収率は15%ぐらいで決して高いとは言えません。私たちはもうちょっと集まると思っていましたが、「この手のアンケートでは15%でもすごい」という意見も寄せられました。大武川区が100%の回答率を得られたのは、やはり区でアンケートを行ったからだと思います。私たちも出来たら、それぞれの区でアンケートを取っていただきたいです。匿名さん(2)が仰るように、私たちのアンケートに答えなくても、反対の立場の方がかなりいると思いますし、実際にそういう方を何名か把握しています。私たちも回答者の生の声が今回のアンケートの一番の収穫だと思っています。地元住民の意識は確実に変わってきていると思います。
反対はいいのですが、結局は問題を先送りにしているように感じます。最終処分場の延命のために、溶融炉の建設計画が出たと聞いています。行政も、あなた達も結果は同じです。いずれ処理施設は満杯になります。反対や減量でなく根本の問題をどうお考えですか?後の世に問題を先送りにしているのはどちらも変わりません。今処分場が確保できないから行政は苦肉の策をとったのだと思いますよ。問題をすりかえてはいけません。どちらも。
根本の問題とは何でしょうか?私の解釈では「大量生産・大量消費・大量廃棄」こそが、解決すべき根本の問題だと思っています。それを解決する手段の一つがゴミの減量化です。また、灰を溶融することによる最終処分場の延命よりも、ゴミそのものが減れば埋立てる灰の量も減り最終処分場の延命も図れます。それと、灰溶融炉を作ったとしてもいずれ処分場は満杯になります。また、溶融による減容効果もメーカーが宣伝している程の効果は得られていないというデータもありますし、多くの危険因子をはらんでいる掘り起しがスムーズに行われる保証もありません。灰溶融炉を作ってはみたものの、思ったほどの減容効果が得られなかったり掘り起しで問題が発生した場合、処分場の延命は望めません。灰溶融炉を作るにせよ、ゴミ減量を進めるにせよ、それで処分場の延命ができたにしても、新たな処分場を作る必要があるでしょう。特に灰溶融炉に関しては、先に述べた理由から建設計画と並行して、もしもの時のために新しい処分場の選定を進めておく必要があります。その点で、行政は問題をすり替えていると思います。ゴミ減量で処分場の延命を図っても、結局いつかは新しい処分場が必要になります。しかしゴミそのものが減り、その結果埋立てる灰の量も減らすことができれば、新設する処分場の規模も小さいもので済みます。ただ、どちらにせよ焼却(溶融)が行われている限り次々と最終処分場を作らなければならなくなり、後世に問題を先送りにしていると非難されても仕方がありませんよね。だから再利用や再資源化できるものは分別してゴミの量を減らして、どうしても再利用も再資源化も出来ないものに関しては、これは容易に出来ることでは無いですが、それらのものを買わない、作らせないようにしなければならないと思います。最後に、後の世のことを考えるのであれば、今世紀中にはほぼ確実に枯渇する石油や天然ガスに頼らない廃棄物処理の方法も模索せねばならないでしょう。焼却炉や溶融炉とは、言ってみれば資源を消費して資源を燃やしているようなものです。このようなやり方は、後の世といわず我々自身が生きている内に破綻することと思います。
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5 件のコメント:
アンケート結果に対象戸数と回収枚数が掲載されていませんが、なぜですか?
前の記事から推測すると、約15%くらいの回収率ですか?
これって統計学的に見て有意ではない・・・・
統計学は良くわかりませんが、この結果をもって「これが地元住民たちの考えです!」とは言えないでしょうね。
思ったよりも回答が少ないとガッカリされている方もいましたし。
ですけど、ここで統計学的に有意な結果が得られるようなら今とはまるで状況が違っていたでしょう。
今回のアンケートとその結果で私が重要だと思ったのは、数字の部分ではなく、回答者一人ひとりの意見、“声”です。少数派だからとこれまで何度も迷惑施設を押し付けられてきた人たちが「もう黙ってるだけはやめるぞ」というような意思が伝わってきました。
今回アンケートに回答されなかった方の中にもそう考えている人たちは少なくないでしょう。
案外、数ヵ月後に改めてアンケートを取ってみたら、統計学的に見て有意な結果が得られるかもしれませんね。
匿名さん(1): 回収枚数をうっかり載せ忘れました。失礼しました。ご指摘の通り、回収率は15%ぐらいで決して高いとは言えません。私たちはもうちょっと集まると思っていましたが、「この手のアンケートでは15%でもすごい」という意見も寄せられました。
大武川区が100%の回答率を得られたのは、やはり区でアンケートを行ったからだと思います。私たちも出来たら、それぞれの区でアンケートを取っていただきたいです。匿名さん(2)が仰るように、私たちのアンケートに答えなくても、反対の立場の方がかなりいると思いますし、実際にそういう方を何名か把握しています。私たちも回答者の生の声が今回のアンケートの一番の収穫だと思っています。地元住民の意識は確実に変わってきていると思います。
反対はいいのですが、結局は問題を先送りにしているように感じます。
最終処分場の延命のために、溶融炉の建設計画が出たと聞いています。行政も、あなた達も結果は同じです。
いずれ処理施設は満杯になります。反対や減量でなく根本の問題をどうお考えですか?
後の世に問題を先送りにしているのはどちらも変わりません。
今処分場が確保できないから行政は苦肉の策をとったのだと思いますよ。問題をすりかえてはいけません。どちらも。
根本の問題とは何でしょうか?
私の解釈では「大量生産・大量消費・大量廃棄」こそが、解決すべき根本の問題だと思っています。それを解決する手段の一つがゴミの減量化です。また、灰を溶融することによる最終処分場の延命よりも、ゴミそのものが減れば埋立てる灰の量も減り最終処分場の延命も図れます。
それと、灰溶融炉を作ったとしてもいずれ処分場は満杯になります。また、溶融による減容効果もメーカーが宣伝している程の効果は得られていないというデータもありますし、多くの危険因子をはらんでいる掘り起しがスムーズに行われる保証もありません。
灰溶融炉を作ってはみたものの、思ったほどの減容効果が得られなかったり掘り起しで問題が発生した場合、処分場の延命は望めません。
灰溶融炉を作るにせよ、ゴミ減量を進めるにせよ、それで処分場の延命ができたにしても、新たな処分場を作る必要があるでしょう。特に灰溶融炉に関しては、先に述べた理由から建設計画と並行して、もしもの時のために新しい処分場の選定を進めておく必要があります。その点で、行政は問題をすり替えていると思います。
ゴミ減量で処分場の延命を図っても、結局いつかは新しい処分場が必要になります。しかしゴミそのものが減り、その結果埋立てる灰の量も減らすことができれば、新設する処分場の規模も小さいもので済みます。
ただ、どちらにせよ焼却(溶融)が行われている限り次々と最終処分場を作らなければならなくなり、後世に問題を先送りにしていると非難されても仕方がありませんよね。だから再利用や再資源化できるものは分別してゴミの量を減らして、どうしても再利用も再資源化も出来ないものに関しては、これは容易に出来ることでは無いですが、それらのものを買わない、作らせないようにしなければならないと思います。
最後に、後の世のことを考えるのであれば、今世紀中にはほぼ確実に枯渇する石油や天然ガスに頼らない廃棄物処理の方法も模索せねばならないでしょう。焼却炉や溶融炉とは、言ってみれば資源を消費して資源を燃やしているようなものです。このようなやり方は、後の世といわず我々自身が生きている内に破綻することと思います。
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